『日本語教育研究』とは
『日本語教育研究』は、一般社団法人長沼言語文化研究所が、年に一回発行している日本語教育に関する研究誌です。日本語教育に関する論文や調査報告など、一般からの投稿および、長沼スクール主催の講座の報告等を掲載しています。
『日本語教育研究』の歴史
『日本語教育研究』の歴史は、1954年までさかのぼります。
長沼スクールの前身であった「財団法人言語文化研究所附属東京日本語学校」主催の「日本語教師養成講習会」が日本語教師を目指す人を対象に軽井沢分校で開校され、1985年まで続けられました。日本語教師養成を目的とする講習会はこの時期これが唯一のもので、ここから多くの日本語教師が巣立っていきました。
1954年、「日本語教師養成講習会」の出身者らによる「日本語教師連盟」が発足し、機関誌『たより』が始まりました。『たより』は名前のとおり、連絡誌でもあり、同窓会誌でもありました。しかしながら、第16号ごろから徐々に教育実践をふまえた研究誌的性格になっていきます。教授法や教材に関する講演要旨や解説記事が増え、いわば、誌上研修ができるような構成になっていきました。『たより』は、34号まで刊行され、その後は誌名を『日本語教育研究』に変わりました。『日本語教育研究』となった今では、日本語教育に関する論文や講座の報告等を掲載し、年に一回発行しています。
最新号およびバックナンバーのご紹介
最新号 第70号
[論文] 語彙コロケーション習得に関する研究概観 -日本語教育現場への応用を目指して- |
姚 新宇 シリカネラット タナサック 武井 真美 |
[寸言] 日本語教育推進法とこれからの日本語教育 |
伊東 祐郎 |
[実践報告] コロナ禍後の反転授業を仕切り直す -学生に対するアンケート結果からの考察- |
町田 絵美 |
講義の聴解力を高めるための事前課題の活用 -学習者の反応と教員の振り返りから- |
本間 結 左雲 萌夏 森岡 千廣 |
[研究ノート] 中国語を母語とする日本語学習者のフィラーの使用について -ストーリーリテリング発話を中心に- |
郭 婧 張 翀栩 楊 雪 |
[長沼スクールだより] ナガヌマスピーチ大会及び各賞受賞スピーチのご紹介 |
-日本語教育研究に投稿してみませんか?-
学術論文、教育研究報告、世界各国の日本語教育事情、研究会・勉強会レポートなどの報告、海外での教授経験、現場での体験などの体験記、研究会の開催告知、予定など、日本語教育に関することなら何でも構いません。
●提出期限
2025年6月30日(月)
第71号(2025年10月発行予定)掲載分として
●投稿規定
詳しくは、投稿規定をご覧ください。
(2024年発行予定の第70号については提出を締め切りました。)